入学式にて

 今年度の上期に、大学院大学の科目履修生になることにしました。と言っても、1科目だけなのですが。今日は、入学式にオブザーバーとして参加しました。北尾学長のあいさつでは、入学者(全員が社会人)に対して下記の3点が述べられました。すべて、論語を引き合いに出されていましたが、私の記憶にはまだ論語では残りませんでした。残念ながら。これから論語を勉強する中で、ピンとくるようになれば、それはそれで嬉しいことだと思っています。
 さて、3点とは、

  1. 決意を継続することが大事だ。
  2. 限りある時間を意識して意義深く使うこと。
  3. 自分の事を知り、世の中の役に立つ人材になること。

でした。

 社会人大学院生はめちゃめちゃ、ハードです。仕事も家庭もある方がほとんど。それでも、学ぶことを決意したのであればそれは、絶対に続けなければならないと。当たり前のことですが、修了後も続けて意味が出てくるのでしょうね。私は、単科生なのでその点では別な部分で「継続」を意識しようと思いました。

 時間に対する考え方については、とにかく無駄をしないという意識。食べる・眠るという事に関してもとことん時間を意識する。睡眠時間を短くするには、密度を上げることが必要なので、どうすればそれが実現できるか。無駄な娯楽を持たない、無駄な読書をしない、無駄な宴をしない。その分を何に充てるのかを考えた上で日々のスケジューリング。
 汝自身を知るというのは、知を超えて命であるとのお話。難しかったです。

 その後に、一人の教授からもお話があり、「責任感」についてピンと来たのでログを残します。
 責任を持つことは当たり前だけれども、自分自身に責任を持てない者が他人に対して責任を持てるはずがないと。つまり、自分で決めた学問と仕事との両立のために眠たいとか言ってレポートを出さないなんて責任感がなさすぎると。そこを超えなさいと。

 この場でここまで言える人をすごいと思いました。何のためにやるのか、そこがブレてしまうと、極限を感じた時に、自分に負けてしまうという事だろう。自分で言い続けてきたことが現実に目の前に到来した時にどうするか。

 懇親会場の温度分布も面白かったです。情熱のサーモグラフが見えればおもしろいのにと思いました。
この出会いの中で、2012年度がスタートしました。「乗り越える。」と決意。