2013年への抱負

 初めて日本以外の国で年を越しました。ムンバイは暑く、日中は半袖です。また年末年始の休みに相当するのは、1月1日の「New Year」のみです。そのせいか、今回は私の中に年越しをした感覚が一切ないです。

 一方でインド人からするとしっかりと年越しをしている感覚なのでしょうか・・・と思っているとムンバイに住む人の多くは4月が年の変わり目らしく、西暦を意識していないようでした。ここに自分は育ってきた風土に大きな影響を受けていたことを実感します。
 
 新しい年を迎えて気持ちを新たにすることは、すごく大事で意義があることだと思うけれど、「普段の一日」で年越しを体感するのも悪くないですね。ということで、今回は無意識にはできないので意識して2012年を振り返り、2013年を見据えようと思います。

●2012年に目を戻すと
私にとっての2012年は、節目の年となりました。まず、娘が生まれたこと。
この質の喜びは初めてです。そして、父親になったこと。娘を抱きその1か月後に単身で赴任しました。Skypeで娘の顔を眺めて、声をかけて、反応するのを日々楽しんでいます。これがもし10年前だと特にインドのインフラ事情で全く違ったやりとりになっていたことでしょう。
国際電話するのも一苦労、10分で目が飛び出るような請求額の時代の話を聞くと、今の時代に赴任できて良かったと思います。

次に、インドに渡ったことです。
赴任前の数か月は、言葉では言い表せない感覚になっていました。
わくわく感と恐怖感が共存し、時に恐怖感に自分が支配されたこともあります。その時は決まって、「泣こかい 飛ぼかい 泣こよかひっ飛べ」と故郷の教えを自分に言い聞かせました。
赴任に際しての家族の理解と応援に心底感謝しています。
またチームの仲間が励まして背中を押して盛大に送り出してくれた事も私の大きな支えになりました。
ありがたいです。

ちょっと脱線しますが自分で自分を褒めたいのは、インドでまだ大きく体調を崩していない事です。
インド経験者に聞くと最初の1ヶ月目か2ヶ月目でこらえきれない腹痛と発熱に襲われるケースが大半のようです。
それを回避するべく自己管理に努めましたが今のところは大丈夫です。
体調を崩すのは時間の問題かもしれませんが気負わずに自己管理していこうと思います。

●2013年の抱負
さて、2013年をどう過ごすか。間違いなく私の分岐点になる年です。
キーワードは、「挑戦」です。気持ちと考えを下記の3点に整理しました。
今年に限った事ではないですが、何事もやるべきことを地道に実行していくことが最大の近道だと信じて前に進みます。

<家族>
家族が安心して暮らせるように、そして幸せを感じられるように離れていてもできることをやります。
親として、夫として今やるべきことを直視してやり方を工夫します。そして息子として、孝行できるうちに孝行します。

<健康>
最も意識するべきは、過度なストレスをため込まないだと思っています。そのために、食事と運動と睡眠の適量を心がけ、質を上げるようにします。
インドでの食事は、味付けが濃く、量が非常に多いです。また、珈琲や紅茶には必ずと言ってよいほど大量の砂糖が入ります。
そして私にとっては、辛い料理に甘いデザートが出ます。
アウトプットを気にするのであればインプットが大事なので口にするものには、気を付けます。

運動面は、最近ジムに通えるようになった事もあり、毎週1日は運動できる環境になりました。
サッカーするかジムでエクササイズするかです。
汗をかくことは、私にとってはストレスをためないために必要な事だということをつくづく実感しています。体を動かすと気持ちいいです。
睡眠に関しては、眠りが浅いと感じる日が続くことがあるので、もう少し工夫をして質を上げたいと思います。

<仕事>
何と言っても、「使い尽くせない資本」をつくることです。この一年はインドにどっぷりと浸かります。
ムンバイでの生活も5か月目が始まると、良くも悪くも今まで見えてこなかった事が見え始めています。
少しずつ表面がはがれていく感触です。
インド駐在○年の経験と言っても、私がどのような姿勢で過ごすかのでその「経験値」は大きく異なります。
2012年での4か月間は、ただひたすら走っただけでした。今年は経験値を上げる事を意識して取り組もうと思います。

現在は過去、未来はこれからつくるもの。成功するまで諦めないという強い意志で2013年を走ります。

皆様、今年もよろしくお願いいたします。